一面が純白の雪に包まれた、音のない世界。

わたしの隣に誰かがいて、寒いねといって笑い会える日は来るのだろうか。

学校の外に出ると、世界は真っ白になっていた。


純白の雪の中、美しい世界でわたしは誰かに想いを寄せることに憧れた。


綺麗なものを、綺麗だねと言って笑い会える誰かに出会いたかった。


そんなわたしの、ある高校生の日の日記。