静かな雪のあしおと。そっとあらわれ、そっと寄り添い、あたためあうように雪の季節を過ごした。来年も、そうしていたかった。大学生活になんの彩りもなかった女の子と、そこにあらわれたあたたかい男の子のおはなし。