運命は過去形がよく似合う

作者仮現運動

高校2年の夏、大会帰りに誓った口約束は間違いなく、ボクの人生最大のロマンチックだ。
さえないボクと、さえない彼女。劇的ではない、ドラマチックでもない。でも確かに幸せがそこにあった。
忘れられない、忘れたくない記憶。振り返った時あれは運命だったと言える人との出会いを、ボクは幸せと呼びたい。