人間とあやかしが共生する時代。
帝都に屋敷を構える名家、嶺木家には、過去に現れた祟り神と同じ色の瞳をもつという理由で虐げられている千冬がいた。
千冬は、あることをきっかけに生きることを諦め、川に身を投げ入れようとするが、ひとりの男に助けられる。
その正体はあやかしの頂点に君臨する鬼の当主、鬼城灯璃…