最愛の恋人にして、唯一自分を見てくれる人を目の前で――自分のせいで亡くした小川夏美。 輝かしい幸福から一転、暗き絶望のどん底に落ちた。たった一人、大切な人がいるだけで輝いていた世界から、一夜にして色彩が消え去った。 絶望の日々を彷徨う中、夏美の耳にとある都市伝説の噂が届く。『それはどこに…もっと見る
私はどうなろうと構わない。もう、失うものなんてない。大切なものを得る代わりに、大切なものを失うお店。――どこにあるの?