いつも君だけをみていた

作者深水えいな

高校二年生の花は新聞部の記者。「完璧王子」のあだ名を持つ生徒会長の白夜くんに取材を申し込みたいんだけど、中々上手くいかない。そんなある日、白夜くんが花の住む学生寮の隣の部屋に引っ越してきて――。

新聞記者だったお父さんが言ってた。



この世界には、写真を撮られるために生まれてきた人がいる。


 

まるでその人にだけピントが合っているみたいに、くっきりと輝いて見える。



そんな特別な人間がいるんだよって。


 

だけど私は今まで、そんな人がいるなんて信じてなかった。


 

一人の人にだけピントがあって見えるなんて。



そんな人いるわけないと思ってた。





 白夜びゃくやくんが目の前に現れるまでは――。