孤児となった六花【りっか】は叔母一家のもとで、厄介者扱いされ使用人同然に扱われていた。治癒の力を持っていた六花に、白狐憑きの次期公爵、瑛人【あきと】から縁談がもちかけられた。地位は高いが獣の姿の冷酷な男と噂に六花は怯える。だが、実際に会った瑛人は白銀の髪をした絶世の美男子で、品も良く礼儀正し…もっと見る
白狐の花嫁