高3の春、僕は君に恋をした。
どこか、掴みきれない謎めいた君に僕はどんどん惹かれていく。
そして、君は僕に最大の傷を残し、僕の前から姿を消す。
それから数年、春が来るたびにあの青い花の香りとともに君を思い出す。
再び出会うのはあの青い花と大樹のもとで。