これから綴っていく物語は、すべて自身の体験談です。
どんな記憶も、時の経過とともにぼやけていってしまう。
しかしこの先どんな人生を歩むことになっても、
ありふれた出会いがもたらしたこの経験のすべてを
決して忘れたくはないですし、
忘れてはいけないと思うのです。
いつかまた何かに迷うことがあったとしたら、
この物語を読み返すでしょう。
そして何度も何度も胸に刻むのです。
幸せも涙も後悔も、私が精一杯に生きてきた証
思うようにはならなくても、
それでも人生はこんなに素晴らしい。
あなたにとって、
譲れないものは何ですか?
忘れられない想いは何ですか?
愛したい人は誰ですか………?
私はもう目を背けない。