星野さんと星海くん

作者ひふみ

星野さんは星海くんに恋した様です。

きみはどんな夢を見てる?

わたしはね、

きみの隣を夢見てる

きみの隣、きみの隣はあの子の隣

スキマなんてのはない

わたしの場所はどこかな

わたしが生きる意味ってどこかな

そもそも

わたしが生まれた理由ってどこかな

それ、全部全部

わたしのせい?わたしのせい?

わたしが出来たのは

必然?偶然?それとも、運命?

どれも正解だよね

わたしはこの世でいう

神様とかいう人に

お人形遊びのように

遊ばれ、操られながら

長い長い人生を

1日ずつ潰しながら

崖っ淵で生きてるよ




星野さんは星海くんに恋をした。

星海くんはあの子に恋をして、

あの子は星海くんに恋をした。

「いつも隣に居たのはわたしだった気がするんだけど」

幼馴染に想いをよせた幼馴染の恋は、実らないようです。