それでも貴方に優しい愛を。

作者

私達の間には名前はない
いや、世間一般からはセフレ以外の何者でも無いだろう

それでも、この感情に名前を付けられるのは嫌なのよ


誰かのために。

なんてものは言い訳でしかなくて

誰かのせいにしてしまってるだけで

自分為でしかない。


そう言ってしまえば

私には誰かにあげられるものは一つもなくて



いつも、いつも

恋焦がれる

燃えるような欲望に絡め撮られる自分を

必死に貴方から隠す



所詮、子孫繁栄のみが

この私の存在意義で本能なのか


もとをたどってしまえばそんなものだが

これを伝える事になんの意味があるかもわからない私にはそれすらも無意味で。



愛なんて呼べるものを持ち合わせているかはわからないが

あるとしたら

ほんの数ミリでも貴方に届いて

凍てつく世界のほんの少しの温もりになればいい



貴方の纏う全てが好きで

漠然と恋をしてしまう


私はこれを愛であってほしいと思う

それ以上に

貴方にとって暖かいものに出来ればいいと思う


私の中で

感情が真っ黒に焼けただれたとしても


貴方から見た時だけは美しく。

そんな嘘をつきたいの



こんな関係でもね。。。