戀、たまに苦しいから息をさせて。

作者AKI

コンクリートの温度。
雨の後の匂い。
重ねた肌。
恥ずかしそうな君。
掠れた声。

蒸発してくれたなら
どれだけ楽になれるんだろう

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ロマンチックな

あらすじじゃつまらないし


土砂降りの雨のほうが

あたしらしいのかもしれない。


すべてが馬鹿らしかった、あたしが

糸し糸しという心なんて

寒いこと思うようになったのは

間違いなくアンタのせいなんだけど、


ねぇ

聞こえてるかなぁ


凄く想ってたこと。


もう一回言って



なんて

通用しないからね



それから

こんな痛くなるんなら

最初からいらなかったって

あたし言ったけど

ごめん、痛みすらも

今では優しいよ。