もう捨ててしまおう、
こんなに汚れたもの。
私はごみ箱に捨てた世界を、もう一度旅する。
***より良い作品に近付けるよう日々盲進中です

いつまでも暗い底に置き去りにされた記憶は、ゆっくりと色彩を変え、霧で霞み、涙で滲み、この手でねじ曲げられてゆく事を私は知っていた。


上澄みの綺麗な部分だけで形成された記憶。

触れたら壊れてしまいそうな、硝子細工よりも繊細できらびやかな記憶。



もう捨ててしまおう、

こんなに汚れた記憶。




【ごみ箱の青空】





8/26

【真実の嘘】更新しました



初めて書いた小説です。

稚拙な部分もあるかと思いますが、最後まで書き切りたいと思います。