透明ドロップス【完】

作者ルキア

彼女は不思議だった。


人とは違う感じがしていた。


すぐに感情を出す彼女と、


あまり感情を出さない僕。



僕はそんな彼女が……………。

―――色んなことがあった。



楽しいことや、悲しいこと。


悩んだことや、うれしかったこと。



素敵なことばかりではなかったけれど、


それでも、私にとって大切で、たった一つの思い出。



それは混ざりあいながら、時に色んな味になって、私を染め上げていく。



赤色、青色、黄色………。たまには黒や白もあるけれど……。