ふんわりと金髪の幼なじみが笑うたび、誰もが魅力される。
優しく微笑むのに、彼は泣いているの。

年上なのに儚くて弱い。
キミはいつもギリギリを生きていた。








『付き合おう』





もうキミしかいないのに


ふたつ年上で優しくて大好きな幼なじみだったの。




『セイ』





キミに呼ばれるたび、苦しくなる。


キミに触れるたび、重くなる。






『俺から離れていこうとしないで』






彼の首に掛かった壊れた十字架のネックレスの呪縛が


あたしを縛り付けて離さない。