山城 桜子(18)は『超』がつくようなお嬢様。
ある日、いつもと同じようにパーティーに出ていると見ない顔の美少年と出会う。
そこから物語は始まる―――

    「あなたと話していると、イライラするわ。」


     出会いは最悪でした。




    「あなたは、面白くないわね。」


     2回目も最悪でした。



    何回会っても私はあなたにとても嫌われたままで



          でも―――





    「あなた、もう少しましな嘘をつけないの?」

    

    「こんなところにいてはいけないわ。」

    

    「すきなことをすればいいのよ。」


    あなたはとてもとても優しい人でした。




     


        これは、『秘密』の話―――