あたしが足を踏み入れたのは龍の巣窟。あたしが出会ったのは龍の頂点に立つ狼だった。
「信じろ。」切ない声があたしの胸を締め付けた。* 毎日更新中、時刻は遅めです。








あたしが出会ったあなたは

龍を身に纏っていた。



色に例えるなら黒。

だけどあたしには透明に見えた。



全てを受け入れ、憎み、恨んで

己の在り方を探すその龍が

あたしには狼に見えた。



気高き一匹の狼に。



そんな龍を纏う狼は

いつしかあたしの唯一となっていた。











出会いは必然。

貴方はあたしの欲していた全能感。







この物語はフィクションです。

登場する場所、団体、組織は一切存在しません。

未成年の飲酒喫煙がありますがそれをお勧めしている訳ではありません。

誹謗・中傷は御断りします。


* 処女作です