謝花 えりり

超短編で素晴らしい世界観
とっても爽やかて甘酸っぱく、
鮮明に切り取られた日常。

グレープフルーツジュースと
ポニーテール。
二つのテーマが芯にあり、単に綺麗な
だけで終わらなくてメッセッージ性も
あります。素敵だと思います。


ただ欲を言わせてもらうと、もう少し
ドラマ性があれば読後により心に残るかなぁ
と。
それから主人公の歳が謎でした。
あえて伏せたのかもしれませんが
中学生、高校生、大学生…
何れかでこの恋の意味も変わってくる
かなぁーと。

あと個人的な意見ですが、
『ポニーテールを高く結ぶのは~~彼女のくせ』
の描写。
想いの長さや深さを表現してるとは
思いますが(彼女の事は何でも知ってる的な)
私は【ストーカーっぽいな】って
ネガティブに思えました。

作中で、私が唯一集中が途切れた箇所です。
『~って、友達から聞いた。』
なら、だいぶ違うと思いますが。

*ただこれは個人的な意見ですから
聞き流して下さい。


たった12ページですけど完璧な世界観
作者様の実力を垣間見る事ができます。

素晴らしい作品です。