言えないさよならを飲み込んで【完結】

作者広瀬可菜

転校が決まった…部活をやめた私は放課後の教室から結城くんの姿をずっと眺めてた。言わなきゃいけない、転校するって。言わなきゃいけない、"サヨナラ“を。




放課後の教室から、頑張る姿を眺めてた。


サッカーボールを追いかける姿、

部活仲間とじゃれあう姿、

汗を拭くときに裾を持ち上げる姿、


わたしに気づいて手を振ってくれる姿。


ごめんね、言えなかった。

辛くて言えなかったんだ。