静かな電車のなかで偶然出会った彼いつも視線の先にいるその人に私は憧れを抱いていたしかし、彼を蝕むように支配してゆく『まなざし』の恐怖私は彼を守りたい。
幼馴染でも、他愛ない会話を
する仲でもなく
ただあなたを遠くから見守るだけ
それだけでいい。
それだけでよかった。