トーコ
思いあう二人の甘い距離
幼馴染みの二人。二人が刻んできた想い出と、互いに積もらせてきた「好き」
好きな気持ちに対して素直に正直に向かっていきたい由麻と、由麻の夢や現実を理解しているからこそ、自分の気持ちを必死で抑えようとする郁。すれ違っているように見えて、見えない糸にお互いしっかりと引き寄せられていく展開は切ないけれど、とても甘く、初めから終わりまで、心臓を掴まれたようにドキドキさせられます。ラストの甘い空気を優しい文体で表現出来るのは、作者様ならではの魅力と実力ではないでしょうか。純粋な恋を貫いた二人の温かく優しく甘い物語。皆様に自信を持ってお薦めします。