ブサイクな私が恋をする

作者垢欺

恋なんてしない。そう決めていた私の前に現れたのは皆に平等に優しいヒデ
ブサイクな私に向かって笑いかけるたびに苦しかった
だって、その笑顔は――私だけじゃない






小さい頃からブサイクと言われてきた




色が黒い

筋肉質

背が低い

目付きが悪い

恋なんてするもんかと思った




そんな、ある日私は恋をした

お相手は爽やかなイケメンのバスケ部

誰にでも優しい彼は私にも優しかった




優しくされるたび勘違いしてはいけないと心に唱え続けた

手を振られると顔が真っ赤になった




本気にしては、ダメ

だって彼は私だけ優しいわけじゃないから―。





ブサイク女子×爽やか系男子