『声可愛いね

君、名前なんて言うの?』



今、思えば

ナンパにしか聞こえない



『その声を目印にして

また君を見つけるよ』



11年前の夏祭りの事

たった数分間の出来事なのに

今でもちゃんと覚えてる君の事




花火が夏の空に桜そのしたで

私は君に恋をした







名前も知らない君が

私を見つけてくれるって信じてた。