あたしは男に間違われ続けた女、井野 悠輝。喧嘩の強さは学年1。高2の春、ヤンキーで天才で御曹司!?なんて有り得ない組み合わせオンパレードの「ヤツ」と出会った。
「あたしは女らしいのが嫌いなんだ。」
「喧嘩?上等じゃねぇか。」
そんなあたしの前に現れた1人の転校生。
「この中で、一番喧嘩強いのは誰だよ?」
─────ヤンキー!?
「一度見たものは全て暗記できる。」
─────天才!?
「よし、じゃあこれ全部買っちゃおっかー」
─────御曹司!?
「あたしにくっつくなぁぁぁぁぁッ!!!!」