まさかり(金太郎外伝)

作者ツヨシ

まさかりによる殺人事件。刑事の倉木は捜査を進めるうちに、過去の悲しい思い出にたどり着く。そして犯人も、悲しい過去を持つ男であった。

鍵を開け、中に入ると言った。


「ただいま」


もちろん返事はない。


ずっと一人住まいだ。


倉木は居間に向かうと、そのままソファーで横になった。


疲れた。やっと一つ片付けたばかりだ。長かった。


その時、倉木のスマホが鳴った。


嫌な予感のままにでると、その予感は当たった。