普段の生活で常に既視感を感じていた。
そして突如、前の記憶が蘇った。
それは今と全く同じの人生を生きていた自分がいたのだ。そして数年後に事故で死ぬことがわかった。
なぜまた “須藤 朱莉” として生きることになったのか
わからないけれど、
冷えた関係の両親と話し合いたいと思う。
無意味な結果になったとしても今まで口にできなかった本音でぶつかり合えば、後悔が残らないから。
死にたくない、でも事故を免れないかもしれない。
なら、それまでの時間を精一杯生きよう。
そう決意した。
_____なのに
「何突っ立ってんの。邪魔なんだけど」
関わりを待たないはずの後輩が突っかかって来たり
「君の字は綺麗で見やすいですね」
ある日をきっかけに生徒会に駆り出されたり
記憶にないことばかり起こっている。
…これはどういうことなの??