女。

モノクロシンドローム
現時点での最後で明かされた真実がこの
作品の肝だと思います。そこをしっかり
活かして今後書かれると良いですね。

ですが、その真実を知って改めて前半部
分を読んでも、どうしても違和感が拭い
取れません。途中で下した二人の決断が
あると、最初の二人の考え方の意味がど
うしてもわからないです。その途中に
色々とあって二人の心が変化していった
のはわからないでもないですが、少し弱
いかと。できればその心境の変化のキッ
カケをもう少し掘り下げたほうがいい
ですね。

少し言葉の使い方が違う部分もありまし
たが、それよりも気になったのは、章題
です。「~side」というものは、読者に
わかるように文章で表すべきですし、作
者様の文章ではそれがなくても区別でき
ます。男女だからということもあるので
しょうが。それを見ただけで読む気が半
減するという方もいますので、なくした
ほうが良いでしょう。

それから、一ページの中での行間が少し
詰まりすぎです。前半であればあるほど
その傾向が顕著ですね。もう少し広げる
と読みやすくなるはずです。