M・S

純粋な愛と依存の愛
詩のように流れるような小説で読みやすい。

だからと言って携帯小説にありがちな物ではなく、背景などが綺麗に表現されていると思います。

主人公の彼女への思いは、誰でも恋愛をすると感じる事なのだけど、大切だからこそ欲望を抑える純粋さがあります。

彼女は依存した愛から抜け出せず、憎しみからも抜け出せず、主人公の暖かさに触れ苦しくなって、最後まで読むと謎めいた彼女が理解できた。


作者さんの知識がより物語のよさを引き立てて、続きが気になるような物語の運びがよかったと思います。