どこまでも温かいあなたを好きになって、私の世界は色を変えた。電車の中ではじまった、切ないけれど深く優しいほんわか年の差恋愛小説。
そうだった。
あなたはいつも陽だまりの中で笑って、
私の手を引いて私の知らない場所へ連れて行ってくれる。
私は眩しい光に目を細めた。
あなたの姿がようやく見えたとき、私はやさしく笑った。
切なくも温かい、電車の中から始まる深く優しい物語―――