I can hear your voice!

作者きのちょん

生まれつき耳が聴こえない上に、何の取り柄も無い。そんな地味で内気な私に「音」を教えてくれたのは…意外にもあいつでした。
※少しずつ更新していきます。

少しずつ、少しずつ、人間が嫌いになっていた。


みんな消えて無くなればいい。


そう思っていた。

―生まれつき耳の聴こえない私にも普通に接してくれるあなたに出会うあの日までは―




もし、あなたに出会わなければ私はずっと最低なままだった。


私が「音」を知るほど、あなたの事が好きになる。


気付けば、もう…

「好き」って言葉じゃ足りなくなっていた。



※少しずつ更新していきます。