「もう、俺を掻き乱さないでくれ」
大好きな先生が顔を歪めてそう言った。
好きでいちゃ、だめですか?ーーーー


どうしてかはわからない



可能性なんかないのに



なぜわたしは苦手な数学を



必死で勉強しているんだろう




なぜ、辛い選択をしているのだろう





叶うはずのない









それでも、好きなんだよ





ーーーーーーー先生。