頭に響く君の嗚咽、
ああ、僕も泣きそうだ。
ふわふわと甘いだけじゃない。
呼吸も間々ならない程
苦くて切ないそれは、
いつだって私の心を掻き乱す。
「貴方の顔なんて、見たくなかった」
なんて、嘘。
「でも、僕の事好きだろう?」
分かってないね。
憎まれ口さえ、愛おしくて堪らないんだ。
時々ふざけた子にちょっぴり笑えて、
彼や彼女の、愛おしい言葉達が詰まった
色々な短いお話。