春夏秋冬　恋心。

高校で、あたしとあいつは出会った。

『同姓同名とか奇跡じゃん？仲良くしようぜ！』

「断る」

海の家で知り合った、最上級のドS男。

『運んで下さいお願いします、だろ？』

「運んでくれドS」

文化祭の担当で、初めてキミと喋った。

『お前といると、何か落ちつく。』

「…あたしもだよ。」

クリスマスの夜、この木の下で。

『ずっと待ってた。』

「あたしを好きでいてくれて、ありがとう。」

　春夏秋冬　恋心。