その日私は、ベランダに出て空を眺めいていた。
吐く息は白くて、自分でも何故外に出ているのか不思議な夜だった。
私の世界には、無数の光が点在している。
少し目を開いたり、気を緩めたりと、自分でもよくわからない時に見えるが、その光は私にとっては、真実で、他の人の目には映っていないということは、事実だった。
その夜は、光が無数に舞っていた。
今思えば、それを私は眺めていたのかもしれない。
―――― 出会いは、突然訪れた。―――――
私は祈ることしかできません。
あなたたちには、幸せになってほしいのです。
きっと、もう一度。
全てが消えても。
‐‐‐星の嘘‐‐‐