好きのカタチ

作者amo

同じクラスで同じ部活で
毎日一緒にいるのに
まだ足りない。
このキスは何?
あんたにとってあたしって何?

不器用な女の子と
素直になれない男の子のお話です。






「ちょっ、いい加減起きなよ。

遅刻する!」







『あと5分。』







「ちょっ、・・ンッ//」











あたしはこいつに逆らえない。





いつでも逃げられるほど

弱い力で掴まれているのに

振りほどいて欲しくない。




あたしの方が必死に縋る。









『ごちそうさま。』






その笑顔がまた見たくて

あたしは今日もこいつの言いなりだ。