COCO
長年の想いの成就、素敵な時間をいただきました。
レビュー失礼します。
もう叶わないかもしれない。そんな想いを抱えながらも詩ちゃんは、一途に慎吾くんを想い続けました。
なんといってもライバルは高嶺の花の様な存在。普通なら、寂しさから諦めてしまうのではないか…。
そんな中で、ずっと詩ちゃんの一途な想いに気付いて傍に居てくれたのは謙くん。決して詩ちゃんの事が好きだった訳ではない。1番に想っている相手に見てもらえない寂しさ。それを埋め合う関係って虚しいものですよね。
それでも傍には居てくれる。褒められたものではないけれど。しかし、私がその立場にあったとしたら、2人の事は責められないと思います。同じ過ちを犯してしまう危険もありますからね…。
近いのに遠い。大切にされているのに1番ではない。
なので、慎吾くんが1番近くにいる詩ちゃんの気持ちに気付き、過去の想いに囚われていた、その想いの変化に素直になれた事が本当に嬉しかったです。
互いの想いが報われる瞬間。それってとても素敵な事ですよね。
他作品も読み終えましたら、またお邪魔させていただこうと思っています。
これからも応援しています！