yuki

抜群の心理描写
1部を読んでから少し間を開けてしまったのですが、読むとすぐにこの小説の世界観をつかむことができました。

1部でもそうでしたが、相変わらず心理描写が抜群でしたね。

こういう読み手を引っ張り込ませるほど、感情移入しやすい構成は、集中でき、あっという間に読み終わった感覚になるので私は大好きです。

特に璃子ちゃんが響君とのキスと、遊佐君の亜莉ちゃんよりの発言に傷ついた場面などは、心にしみるほど伝わってきました。

遊佐君にしても響君にしても、傍若無人で人をとにかく引っ張るタイプはいいですね。

しかし、個人的には加瀬君がお気に入りだったりもします^^;

ストーリーのテンポが良せいか、1部より登場人物が多かったのに、まったく混乱することなく自然に読めたのも素晴らしかったです。

そして、最後はしっかり誤解も解けて、ハッピーエンド。

遊佐君の負けず嫌いぶりには、ちょっと笑ってしまいましたが^^

それでも、最後は気持ち良く読み終えられました。

完結編という3部にも期待です^^