「ねえ、祥ちゃん」
「あ?」
「私ね、そろそろ、」
"幼馴染、卒業したいんだけど。"
「・・・やっぱ、なんでもない」
あの時、呑み込んだ言葉は、
まだ、私の胸の中に、しまい込んだまま。
「んだよ」
そう言ってカラカラ笑う、君の笑顔が、消えない。