二人きりの資料室の中で…「大人になってみる?」先生はそっと囁いて、あたしを強く抱きしめた。
「先生なんて、きらい」
「それならやめるか?」
――悪戯に微笑んで
あたしの心を乱して
嘘と、隠された本音と
禁断という名のスパイス
「……やめないで」
一度、溺れてしまえば
もう抜け出せない――