夕暮れでした。

作者こなた

中学生の潤は、1年生の初夏に失くしてしまった、女子のことを3年生になっても引きずっていた。
そんな潤を見てきた、友人の春人は、潤と一緒に彼女を取り戻そうとする。

あの日。


あの夕暮れ。


あの光景。


君がいなくなった。




あの日から、僕は停滞し続けている。


同じ場所で。


歩いてるつもりでも、実際は1歩も進んでなくて。


今でも君の歌が。


耳の奥にのこってて。


僕は、今日も。


あの日々の中の、君に。


すがって息をしている。