学校で常にヘッドホンをつけている彼。そんな彼と付き合っている柚。優しいけど、意地悪な彼に柚は振り回されつつも溺れていく。そんな、2人の甘い日々。
教室の窓側の後ろから二番目の席
彼、上坂和樹はそこにいる。
暗めの茶色っぽい髪は、少しパーマがかかっていて、砂糖菓子のように甘いルックスは間違いなく女子受けする。
そんな彼は、常にヘッドホンを身に付けている。
「和樹くーん」
「・・・・・・・」
「和樹くん」
「カズ・・・あっ。」