変わってしまったのはいつからだろう
あたしたちは同じ顔で
同じ容姿で
性格だって似ていたはず
明るくて優しい姉
無愛想で地味なあたし
いつの間にかあたしは独りになった
姉の周りにはつねに笑顔が溢れていた
それでも何にも期待しなかったのに
だけど、本当は
“あたし”だけを見てくれる人を、待っていた
「……もう、終わりにしよう」
「絶対に許さない」
「これでさよなら、だよ」
こんな再会も、お別れも
一体誰が望んでいただろうか?
東棟二年 孤高の少女 氷月 凛恋
×
東棟の王 広瀬 涙
正反対の双子姉妹
不幸な男達
─偽りと真実は紙一重─
Is it escaped from this darkness…?
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