キミに逢う鍵 [完]

作者結羽

陽菜の死を受け入れられないまま3ヶ月。そんなとき、親友の渉からあることを教えられる。それは、思い出を全て辿ればもう一度陽菜に逢えるというものだった…――






「私だけだね」


そう言って微笑んだキミを、



「私は高杉くんのものになりたいよ?」


そう言って涙を浮かべたキミを、




俺は何ひとつ忘れない。








“大切な人との思い出を全て辿れば

もう一度その人に逢える”



“期限は1年間”




どうしても、もう一度だけ

キミに逢いたいんだ。


俺は、キミに逢う鍵を見つけるために

今日もキミとの思い出を辿る。







3/5◆6/11









あいさん

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