忘れてもいいよ。私は、忘れないから。
私のこと、忘れてもいいよ―――。
幼い頃からずっと一緒だった冬瑚と智洋。
思いを伝え合ってすぐに、
智洋は家の事情で遠い南の町へと
引っ越してしまった。
離れたって私たちは大丈夫。
そんな考えは甘かったのだと気づいた時には、
二人はすれ違い始めていた。
そして南の町で再会した智洋のいとこ、桃伽は
初恋の相手である彼に再び恋をして―――。
勿忘草
【花言葉】
私を忘れないで
真実の愛、誠の愛
2017.03.05
全編加筆修正
番外編追加