ゆるはる
ファンタジー
登場人物がみんな個性豊かに描かれていて、きっとこんな感じかなぁっと、それぞれのキャラを想像して楽しんでみたり。
そして、友情メインのお話かと思いきや、ほんのりせつない恋の展開もあったり。
恋に悩むヒロインの心の葛藤を、男性作者が丁寧に描きあげたことに驚きました。
あ。昔、こんな気持ちになったことがあったっけ。と、懐かしくなってみたり。
ただ、ヒロインの「あたし」の一人称で描かれているはずなのに、客観的視点で描かれているような個所がところどころあるような気がしました。
同じ意味を表す文章が多かったようにも感じました。
ラストは、決心したはずのヒロインの気持ちが変わってしまうのではないかと、ドキドキしながら読んでました。
読後は、キャラたちはその後どうなったのかなぁっと、ひとり勝手に想像して、温かな余韻に浸っておりました。