驚くほど平凡な中学二年生、希亜(まれあ)。平凡なはずの彼女に、神様が意地悪をする。
神様。
どうして私のこと、こんなにふつうにしたの?
別にふつうでいいだろうと。
そもそもお前にとってふつうとは何だと。
貴方は思うかもしれない。
私にだってよく分からない。
ただ―
とにかく嫌なんだ。
それに。
貴方がした意地悪は、それだけじゃないでしょう?