神様が私に意地悪をする【完】

作者弥生

驚くほど平凡な中学二年生、希亜(まれあ)。

平凡なはずの彼女に、神様が意地悪をする。


神様。


どうして私のこと、こんなにふつうにしたの?


別にふつうでいいだろうと。


そもそもお前にとってふつうとは何だと。


貴方は思うかもしれない。


私にだってよく分からない。


ただ―

とにかく嫌なんだ。


それに。

貴方がした意地悪は、それだけじゃないでしょう?