鳴り止まない蝉、蒸し暑い夏。
わたしはこの季節がくると必ず思い出す。
甘くて、せつなくて、楽しかったあの日々を。
夏が終わるまで、愛したあの人のことを。
2019/05/03 (金)追記
これはほぼ実話の物語です。29になり、大切な人が出来ました。でもあのときの想い出は手放せていなくて。頭のなかにずっと置いておくのも容量オーバーでパンクしてしまいそうなので、あえて小説という形で書き出しました。
2日で書き上げたので、雑で稚拙な部分が多くあるとおもいます。でも伝えたかったのは、失恋は決して、「マイナス」ではないこと。何より、好きな人がいること、その人に愛されること、奇跡で、本当に幸せなことだとおもいます。
このお話しのように、お互いの道がたとえ別々に向き、袂を分かつことになっても。想いが通じたこと、心を通わせたことは、生きていく上で、心のなかの大きな財産になるのだと思います。
その痛みも、この先にある幸せのなかの一部です。もし失恋したばかりのひとがいたら、肩を落とさないで。大好きな人がいるひとは、どうか一緒にいる時間を大切に。何があっても、どうか投げやりにならず、1日1日を大切にしていってください。
それが幸せを、未来を作る道だと信じこの小説を残します。
(Written by Naa)