「女だからってなめんじゃねえ」


そう1言発したのは、女若頭










「ここまで来てみろよ」








そうやって闇の中から挑発するのは、闇の中でもしかしたら、1番強いかもしれない、そして1番孤独なのかもしれない、1番愛を知らないかもしれない組のトップ









「女だからってなめてんじゃねえよ」








そう、これから、女で組をまとめることになる若頭









闇蝶と人々はいう






だが少女は言う





「そんな名前に価値なんてねえよ」







さあ、闇に舞え