喉から手が出るほど。

作者夕_you_

君と出会えたことで僕が僕でいられました

僕は一体、君になにができたんだろう。

聞いてもきっと君はまたなにも言わず

笑っているんだろう。


あの子はずっと笑ってた。

友達と話してる姿もいじめられてる姿も

あの子は気にする術もなく

ただ、僕の名前を笑顔で呼んでいた。

それかあの子の嘘なんて気づかずに

僕はあの子の名前を呼んでいた。


ナオ、今日もナオの好きな空だね。


雲ひとつないそんな空を君が嫌いだと知ったのは

もう君はそばにはいなかった。