残りの時間を君と共に。

作者lei

「君の命は生きて後3年だ。」
急に告げられた自分の寿命。
誰も悲しませたくない。
だから、私には何もいらない。ずっとそう思ってた。

そう、君と出会うまでは―。

「よく聞いて欲しい。君の命は生きて後3年だ。」





急に告げられた自分の寿命。

誰も悲しませたくない。



だから、私には何もいらない。ずっとそう思ってた。





「え?お前ももしかして寿命告げられたのか?

実は俺もなんだ。生きて二年半らしい。」

なんで、君はそんなに笑っていられるの?



「人生楽しんだもん勝ちだろ?」

そうやって君は笑ったね。

その笑顔に何度助けられたのだろう。

「俺と、一緒に残りの人生楽しもうぜ。」

君はそうやって笑ったね。